高齢者はスーパーサイヤ人を目指す。6

誠に 一週間は早いもので、 ピアノの練習日が来てしまい。

 

やりたくないなあ。
と、 本来は思うはずなのですが、 ニュースで、亀井聖矢くんが,ロン・ティポー国際音楽コンクールで 優勝したので、
それに触発されたのか、 どういうわけか私も 復習を頑張り

 

私の1/3 しか生きていないのに、 私も頑張れるはずだ。

何しろ私は スーパーサイヤ人を目指しているのだから。

と、訳のわからないことを考えて、 音練ではなく、 自分専用の 電子ピアノの前で、 お子様たちが弾くような曲を、亀井君のように , さも大聴衆が 眼前にいるような雰囲気で弾いていました。

自分では気分を出していたのですが、 冷静に私の姿を第三者が見た場合、バカじゃないかと思うし、ギャグだったら、面白いかなと、 自分自身思うのでした。

しかし今、思うだけで恥ずかしい限りです。

20歳の若者が、 たくさんの聴衆の前で、 素晴らしい腕前を、 披露したということは、 すごいことです。

私のような凡愚(ぼんぐ)では、スゲーなと思うぐらいです。

私はいつか将来、亀井君の ような、腕前になるぞと思っても、 私も 年なので、 将来はありません。

チクショー 。  もっと若かったら。 でも無理。 才能がないから。 努力しないから。習い事が、嫌いだから。 それに年だから。 暇がないから。 時間がないから。

 

じゃダメじゃん?

こうなったら、もうやるしかないよ。

強制的にやらされるものじゃないけど、 もはや言い訳を考えて、辞める訳にもいかない。私には 将来はないけど、今はある。

この今があるということが大事なんだなあ。

もはや将来はいらない。  今が有れば なんて歌謡曲みたいだね。

将来はいるよ。 まだ死にたくはない。

やるっきゃねぇぜ。 爺いには、爺いの 意地があるぜ。

意地でも維持

片意地、張って、堅い 痔になった、  なんてね

おあとが よろしいようで。

次回をお楽しみに