誕生日に思うこと
昨日は私の誕生日でした。あえて何歳になったかは言いません。
昨日の報道でショックな事がありました。

藤圭子さんが、新宿のマンションから飛びおり自殺したと言う事です。

藤圭子さんは、新宿にずっと住んでいる私にとっては、子供の頃から、新宿の暗いイメージを歌う代表の様な方で、最初は好きではありませんでしたが、青年期から中年期に掛けて、歌舞伎町のゴールデン街で、浴びるように酒を飲むようになると、聞くのは、流行の曲でもロックでもなく、八代亜紀や、北島三郎、村田英夫、都はるみ、それに藤圭子の曲をよく聞いていました。

特に藤圭子の「命預けます」などは、歌詞に 「流れ流れて 東京は 夜の新宿花園で」とあり、「佳子の夢は夜ひらく」では、「十五 十六 十七と私の人生暗かった」と歌詞にあります。

私は、幼稚園も小学校も四谷第5幼稚園 四谷第5小学校と通っていて、小学校の横は花園神社、裏は歌舞伎町ゴールデン街でした。

ゴールデン街に住んでいる友達もクラスに何人も居ました。歌舞伎町に住んでる友達も、大久保に住んでいる友達も居ました。

小学校を卒業して、中学、高校に進むと、藤圭子の歌の様な、経験をした奴もいました。しかし皆たくましく生きて来て、私の知っている中では、それなりに金を掴んだ奴も、失敗した奴も居ます。

事故で亡くなった奴はいますが、自殺した奴はいません。それは今でもこの歳になって当時と変わらず皆、友達付き合いをしているからでしょう。

藤圭子さんは話し相手がいなかったようだと、報道がありました。悩みを聞いてくれる人がいなかったのですかね。

よく地方の方から、こんな新宿の真ん中に住んでいる人がいるのとか? こんな所は住むところじゃないと言われますが、考えを変えて、過疎の村だと思えば結束力が強まるのは当然で、皆仲が良いです。

今日はオトレンの防音室で、高級な CD プレーヤーと音響装置で藤圭子さんの歌を全曲聞きます。

こういう時、オトレンは物凄く便利です。大音響で、ヘッドホンなしに藤圭子の歌が聞けるのは、贅沢です。小さめの部屋ですと、臨場感がハンパじゃありません。多分、藤圭子さんのハスキーボイスと、歌詞のドス暗い、重たさが圧倒するでしょう。世の中のチャラチャラした姉ちゃんが歌うような物を一瞬にしてケチらします。気持ちがいいです。

皆さんも来ませんか。ただし、オトレンの防音室代金は頂きます。安いですよ。250円です。ただし、この頃オトレンはおかげさまで、繁盛していますので、早めに予約をしないとダメですよ。

それから、藤圭子の CD は貸しません。だって人から借りた物ですから。