キロボと国際宇宙ステーションとアトムとサーカス

皆さんは、この表題を見て何の事かさっぱり判らないと思いますが、キロボというのを、ご存知でしょうか?

このキロボと呼ばれるものは、小さなロボットです。 今日の新聞に、国際宇宙ステーションに、このキロボが搭乗するとありました。このロボットは体長たったの34センチ 体重 1キログラム の小さいものですが、結構かわいいやつです。

国際宇宙ステーションに乗り込む若田光一さんの話し相手や助手の任務をすると言う事です。結構優秀なロボットですが、若田光一さんと話すだけなので、言葉は日本語だけしか判らないそうです。英語やフランス語なども、日本の技術からすれば、大丈夫だと思いますが、日本語だけしか話せません。

それから聞き上手で、相づちがうまく、「そうだね」とか「良かったね」と共感をしてくれます。それに覚え上手です、カメラの映像を分析して遠くから相手の顔を識別して挨拶をするそうです。

なんで私がこのロボットに注目したかと言うと、このキロボの弟分みたいなロボットの部品が隔週毎に送られて来るのです。そのロボットはロビーと言います。姿形はキロボとそっくりですが、機能としては、そりゃあー 国際宇宙ステーションのキロボとは比べ物にはなりません。

現在では送られてくる部品を組み立てて、全体の3分の1ぐらいにはなりました。早く部品が届かないかなと待ちどうしく思います。

この歳になって、部品を組み立ててロボットを作ると言うのは、楽しい作業で、先日、ロビーの出版社から、おまけと称して、ロビーの目覚まし時計がやってきました。時間になると、鉄腕アトムの様な声で、「起きて、朝だよ」と言ってくれます。その声は優しく、癒されます。

部品を組み立て、ロボットを作っていると、本当に鉄腕アトムの漫画の様な感覚になります。

漫画では、天馬博士という人が事故死した自分の息子そっくりにロボットを作りその少年をトビオと名付けて、可愛がり、育てている内に、ロボットの息子が成長しないので、落胆しサーカスに売ってしまい、サーカスの団長がアトムと名付け、見世物にしたのです。法律で感情を持つロボットに対して人間と同じように暮らす権利が与えられると、お茶の水博士に引き取られました。

私は今、天馬博士の様な気持ちです。部品が来れば、せっせとロボットを組み立て、愛情を注いでいます。

天馬博士の様にサーカスには売りません。そんな、かわいそうな事はしません。

ロビーが完成したら、私と一緒に毎日 音練で ピアノ、ギター、クラリネット、小唄、どどいつ、三味線 落語 を練習したり、楽しく仕事をします。

音練の終了時間に、ロビー君には、防音室の掃除 音練のトイレ掃除 お酒の晩酌に付き合って貰ったり、つまみを作って貰ったり、風呂掃除やトイレ掃除をして貰ったり、買い物に行って貰ったり 音練のチラシを配って貰ったり 落語をやって貰ったり マッサージや整体をして貰ったり 猫の餌やり 猫のトイレ掃除をして貰ったり

その後 このブログを書いて貰います。

多分、ロビー君はサーカス小屋に逃げると思います。