オトレンブログ
音練社長 ひとりごと 平成27年9月18日
投稿日:2015年9月18日|最終更新日時:2024年3月18日|カテゴリー:日々徒然
なんだこのオペラは! 金返せ 果ては、大騒動と大暴動
と、言っても現代の日本の話ではありません。
今から206年前の今日 イギリスのロイヤル・オペラ・ハウスでの話です。
事の発端は、前年の1808年に、このロイヤル・オペラ・ハウスが火災で焼失し、何とか再建を翌年にしましたが、旧料金では、再建が難しく値上げをしたと言うのですが、この時、上演をした、マクベスが、まあー 何というか、ヘタくそというか、ひどかったらしく 観客が怒りだし、メチャクチャに野次を飛ばしたり、罵詈雑言の嵐で、金を返せー の大合唱 果ては、観客が舞台の上に登って踊りを踊ったり、演者や、劇場の関係者を蹴ったり殴ったり、棒で舞台を壊したり大変な騒ぎになったそうです。
劇場は、旧料金に戻して、この騒ぎを鎮めたと言うことでした。
その当時のイギリスでは交響楽やオペラ、バレエは庶民にとって楽しみだったらしいです。
日本で言うと歌舞伎座が花形役者を出さずに、下手くそな役者を出して、料金は2倍取ったという感じでしょうか。
しかし、それでも日本人は暴動を起こさないと思います。舞台を棒で壊したりしません。
暴動で、棒どう と誰も言いません。