オトレンブログ
音練 社長 ひとりごと 平成26年5月21日
投稿日:2014年5月21日|最終更新日時:2024年3月18日|カテゴリー:日々徒然
てーっ こびっど がんばるじゃん
作家の 故 井上ひさし氏が、国語元年という本の中で、日本人が使っている言葉の方言があまりにも多数有るので、主人公が日本人が使う言葉を統一しようと頑張ったあげく、挫折する話しがあり、その後、吉里吉里人(きりきりじん)という本で、随分と分厚い本でしたが、東北の宮城県と岩手県の県境に位置する架空の吉里吉里村(きりきり むら)の村人が、日本政府に愛想をつかし、突如、吉里吉里人(きりきりじん)は、吉里吉里国(きりきりこく) という独立国家を作り、政府は阻止しようと躍起になりますが、食糧やエネルギーは自給自足 エリート吉里吉里医師団がその時代には禁止だった臓器移植 心臓移植など高度先進医療を充実させ 言葉も吉里吉里語という東北弁の 俗にいうズーズー弁を基準として定め、どこの方言にも属さない言語を作り、金本位制 タックスヘイブン で世界各国にアピールするという気宇壮大な物語がありました。
その本の中で次の文章を吉里吉里語に訳せという項目まであり、本を読んだ後、しばらく私は吉里吉里語を友達に話して楽しんでいました。
さて、今、 NHK の朝の連続ドラマ 花子とアン で山梨弁がかなり出てきます。
実は私は、新宿生まれですが両親が山梨県人で小さい頃は山梨弁が飛び交っていました。
昔は山梨弁は恥ずかしく親の言葉は嫌いでしたが、この頃方言も結構、良い物だと思い始め前回の ごちそうさんは関西弁でしたが、その前の あまちゃんは岩手県北三陸で驚いた時には、じぇじぇじぇ と言い、今回の山梨弁の驚いた時に発する言葉は てーっ で懐かしく思いました。
こびっど がんばるじゃんは、全力で頑張るという意味らしいですが、こびっどは、あまり親から聞いた事はありません。
そういえば、はるか昔、私が大学1年生の時に、同級生に東北から来た女の子が居りましたが、その子があまりにも無口で変な子だなと思っていた時に、同じ東北から来た女の子と東北弁を機関銃の様に早口で、うれしそうに話しているのを見た事があり、標準語をうまく話せない事を恥ずかしく思っているのかなあと思っていたら、関西の女の子は、関西弁で普通にお喋りをしていました。
その関西の女の子は友達や親から絶対、東京には負けたらアカンと言われ、関西弁で通すと言っていましたが、数ヶ月もすると東北の子も、関西の子も、どういう訳か標準語になっていました。
現在はと言うと、なまら どえりゃー など たくさんの方言を若者がわざと使う場合もあるようです。
私は方言が好きです。
オトレンでは、地方の方々が、たくさんおいでになられ、練習をしています。
方言を気にする事はありません。バンバン方言をおっしゃって下さい。私に方言を教えて下さい。
お礼に私の笑顔と、山梨弁を内緒で教えます。山梨県の方は、残念でした。私の笑顔で我慢して下さい。
皆さん、方言を気にせず元気に来て下さい。 私は ほう~げんき だね と多分 お答えするでしょう。