オトレンブログ
音練 社長 ひとりごと 平成25年10月9日
投稿日:2013年10月9日|最終更新日時:2024年3月18日|カテゴリー:日々徒然
ピアノの消音器
以前から気になっていた、アップライトピアノ、グランドピアノの消音器の事で、実際どうなっているのだろうと調べてみました。
こういう便利な物が出来ると、オトレンも経営危機だなと思っていました。その反面、防音室は無く、すでに買ってしまった、アップライトピアノやグランドピアノを、お持ちの方は、家の中で演奏をすると、ご近所に迷惑が掛かかり気兼ねをなさっている方も多いと思い便利な物だと思っていました。
構造的には結構複雑な物ですが、簡単に言うと、ピアノのハンマーが弦に当たらないように、消音バーという物を入れて、代わりに、鍵盤の下にセットされたセンサーによって電子音を鳴らすというものです。
音を聞くときには、ヘッドホンを使います。その消音バーは、スイッチの切り換えで、消音バーが移動して、普通のピアノの状態や電子音の状態にする事が出来るそうです。
その電子音は各メーカーによって、音が微妙に違うらしいのですが、実際のピアノの音をサンプリングして出していると言う事です。
ですから、お持ちのピアノの音が出る訳ではありません。
しかしこれでは、せっかく、グランドピアノを持っている方でも、電子ピアノを弾いている様な感覚です。タッチの感覚は違うでしょうが、大事なピアノに消音装置を付ける事により、ビス穴が、何本もあきます。それに、取りつける際、ピアノを分解するそうで、結構時間がかかります。
また面白いのが、電子ピアノの様な構造ですから、いろいろな音が出ると言う事で、グランドピアノを弾いて、トランペットの音が出たり、ハーモニカの音が出たり、いろいろなサンプリングの音が出るそうです。ですから、消音ユニットの値段はアップライトピアノで12万6000円から20万円位で、グランドピアノは約26万以上と掛かるそうです。
また、消音ユニットは、電子部品を使っているので10年以内に交換を必要だと言う事です。
また、どうせならば、部屋を防音にしたいと言う方は、調べましたが安いのは50万から高いのは、限りなく際限がありません。
それではオトレンの防音室はいくらなのかと質問があると思いますが、それはお答え出来ません。
お答え出来るのは、限りなく際限が無い方と、オトレンには消音装置付きのピアノは置いてはいないと言うことです。
思いっきり、生の音を響かせて下さい。