オトレンブログ
音練 社長 ひとりごと 平成25年7月19日
投稿日:2013年7月19日|最終更新日時:2024年3月18日|カテゴリー:日々徒然
デトロイト破産
報道でアメリカのデトロイトが財政破綻をしたとありました。
そういえば、日本の夕張市がその様な事になった事を思い出しました。夕張の場合は、炭鉱閉山 観光事業の失敗 地方交付税の削減だったと記憶しています。つまりは、炭鉱を廃止して儲けが出ず、観光客が来ず、国から補助金が出ずの3重苦でした。
デトロイトも同じような事でしょうか? しかし規模が違います。デトロイトは何といっても、自動車産業の街としても有名です。自動車業界のビッグ3の フォード、 GM 、クライスラーでアメリカの自動車産業の中心地でした。この為、 Motor Townと呼ばれ、 Motor Townが省略されて Motown モータウンと呼ばれるようになりました。
自動車産業が盛んだったデトロイトは労働者として黒人が多く住むようになり、ここからモータウンミュージックと呼ばれる黒人音楽が始まりました。そこで、1950年代からタムラ・レコード(日本人の田村さんではありません)やモータウンレコードという会社が出来て、他にも沢山の黒人音楽のレコード会社が出来ましたが離合集散しました。
モータウンから出た黒人歌手は今から思えば、キラ星の様な人達です。ちなみに、マービン・ゲイ ジャクソン5 テンプテーションズ ライオネル・リッチー ダイアナ・ロス スモーキー・ロビンソン スティーヴィー・ワンダー アニタ・ベイカー 他にも沢山いますが書ききれません。
昭和25年から昭和40年代までの生まれた方はよくご存知だと思いますが、あの当時の日本のディスコで人気の人達でした。しかし時代の流れで、モータウンミュージックも人気が陰り、デトロイトの街も今や破綻状態と言うか、壊滅状態になり、アメリカの新聞に書かれていることを箇条書きにすると
○貧困率、凶悪犯罪発生率 全米ナンバー1
○デトロイトにある建物の6万棟から7万棟は空き家 廃墟には麻薬の売買や麻薬パーティー
○世紀末の現状 米国の地図からデトロイトが消滅する可能性がある
○デトロイトで起きた殺人事件の70%以上未解決
○治安の悪さは「赤信号でも止まるな」
○地元消防は、治安の悪さで、ビル火災への出動を断る
○市民を守るはずの警察官があきらめる
以上の様な事がアメリカの経済紙に書いてありました。ここで私は、アメリカと日本の経済的な事、または道徳的な事は言いませんが、この様な事になったのは、行政がやはり関係があると思います。
アメリカのデトロイトでは選挙の時、候補者が人気取りの為にテレビに出て、嘘ばかりの甘言で次第にデトロイトは疲弊して行きました。
日本でもNHKで、候補者の紹介 選挙演説をしています。皆、自分や自分の党が当選すれば、劇的に日本が良くなるような事を言って噴飯ものです。
7月21日は日本で参議院議員選挙です。私は別に選挙管理委員会の回し者ではありませんが、日本の国民は政治に無関心すぎると思います。やはり自分の支持する人を決めて投票に行くと言う権利を行使しましょう。私の場合、支持する人もいないのですが。それでも行きます。
自分の支持する人がいなかった場合には、白紙でも良いと思います。自分の支持する者が居ないという意思の権利行使ですから。一応、行くと言うのが国民の義務です。このまま、行くと、人気取りのアホな政治家、どう見てもコリャーダメだろうと言うバカが当選をします。抵当票率ではそうなります。一人の国会議員の給料はいくらか知っていますか。かなり、高いですよ。そのバカを食わせるために、あなたの税金 私の税金が使われます。
ひょっとすると、来年は日本もデトロイトの様になっているかも知れません。
もしデトロイトの様になったとき、私は音練でモータウンミュージックを聞きながら、一休さんの様に解決方法を考えます。
ポクポクチーン! 多分、一生 考えているでしょう。