秋のくれ哀れはとかく金にあり

昨年より、音練増床計画を立てていました。

ようやく10月11日より音練のあるビルの4階にグランドピアノの部屋が五つ出来ました。

音練は予約が取れないと言う皆様のお叱りの声にお答えするために何とか頑張って参りました。

しかし、五つぐらい部屋が出来たといっても、たった5部屋かよーっと思わないで下さい。

こちらも必死です。 何とか皆様のご期待に答えようと頑張りました。

文頭に書いた、

秋のくれ哀れはとかく金にあり
 
は正岡子規の句ですが、防音室は, 本当に、ホントーにお金がかかります。

信じられないくらいお金がかかるんです。

それに、グランドピアノも中古では無く、もちろん新品のピアノを入れました。

そして、新品のピアノは弦が新しいので弦が伸びます。

よって、調律は必ず1ヶ月に1回か2回 しなくてはいけません。

調律代金は高いんですよー。

しかし、こんな愚痴は言ってはいけません。 すみません。

ですが、謝りついでに、もう一つ謝ります。

10月11日より2階のBルーム Dルーム 地下のM ルーム 以外の 
既存の部屋は30分単位 50円値上げを致します。

これも苦渋の決断でした。音練はギリギリの所で経営を致しております。

申し訳ありません。

お客様 一人一人に便利に使って頂こうと、私とスタッフは必死に働いております。

皆様方の音楽活動が今以上に良くなるように、世界に広がるように、

私を含めスタッフ一同、願っております。

最後に正岡子規の句で

球燈高く音楽聞ゆる桜哉 

という句がありますが

私は  球燈高く音楽聞ゆる撫子(なでしこ)に  と読んで遊んでいます。

電球が天井高くにあり、その下で、ピアノかバイオリンの音を聞いている桜か撫子(なでしこ)の花

もしくは 我が子や 孫をやさしく撫でているという 平和な情景を私は、勝手に想像しております。

皆様方の音楽が平和に豊かに奏でられるように、願っております。

音練代表 神宮司 眞也