酔っぱらいの先輩 若山牧水

85年前の今日、詩人の若山牧水が亡くなりました。

以前にもこのブログで若山牧水の事を少し書きましたが、若山牧水は、私の住んでいる町会に住んでいました。

住んでいたのは、酒屋さんの2階でした。

実を申しますと、私は以前、酒屋をやっていまして、その酒屋さんとは親しい間柄です。その酒屋さんと、うちの酒屋は廃業をしてしまいました。いろいろな厳しい環境があり、酒屋さんを続けるか、辞めるかで悩みましたが結局、やめてその時に、同時にやっていた別の商売の方に力を入れることにしました。でも免許はまだ持っています。いつでも、再開が出来ますけどね。

若山牧水の作った短歌に 白鳥は哀しからずや 空の青 海の青にも 染まらずただよう という物がありますが、私なりにこの短歌の意味を考えました。白鳥は空と海の青さに染まらないで、白いままである。その姿は、世間の色に染まらない、自分に似ていると、  冗談じゃないですよ。先輩!  ただの酔っぱらいの、たわごとじゃないですか。

と、言っちゃおしまいなので、この酔っぱらいのオッサン 当時はオッサンでは無く青年でしたが、女狂いで、借金まみれ、嘘はつくし、あちこちの飲み屋で、来て欲しくない客ナンバーワンになり、友達と喧嘩別れ、下宿代は払わずで、まさに放蕩の限りをつくした。学生時代でした。   しかし学生時代はそんなもんです。

私の学生時代は、若山牧水と比べれば迫力がありませんでしたが、どういう訳だか何かに爆発したいという気持ちはありました。

それが、いつの間にかこんなに年を取って、毎日不発です。ショボイです。

ですから若い皆さん、若山牧水の様になれとは言いませんが、短歌でも、楽器、声楽、演劇、文学 なんでもいいですから、若い時に情熱をぶつけましょう。  実感です。