なんだこのオペラは! 金返せ 果ては、大騒動と大暴動

と、言っても現代の日本の話ではありません。

今から206年前の今日 イギリスのロイヤル・オペラ・ハウスでの話です。

事の発端は、前年の1808年に、このロイヤル・オペラ・ハウスが火災で焼失し、何とか再建を翌年にしましたが、旧料金では、再建が難しく値上げをしたと言うのですが、この時、上演をした、マクベスが、まあー 何というか、ヘタくそというか、ひどかったらしく 観客が怒りだし、メチャクチャに野次を飛ばしたり、罵詈雑言の嵐で、金を返せー の大合唱 果ては、観客が舞台の上に登って踊りを踊ったり、演者や、劇場の関係者を蹴ったり殴ったり、棒で舞台を壊したり大変な騒ぎになったそうです。

劇場は、旧料金に戻して、この騒ぎを鎮めたと言うことでした。

その当時のイギリスでは交響楽やオペラ、バレエは庶民にとって楽しみだったらしいです。

日本で言うと歌舞伎座が花形役者を出さずに、下手くそな役者を出して、料金は2倍取ったという感じでしょうか。

しかし、それでも日本人は暴動を起こさないと思います。舞台を棒で壊したりしません。
暴動で、棒どう と誰も言いません。

ロイヤルオペラハウス