目に青葉 山ほととぎす 初がつお

前回、ブログを書いたのが2月20日でした。

それから3ヶ月も経ってしまい、私のブログを読んでいるよと言ってくれる人もおらず、

まあ 私のブログなんかこんなモノだと思っていました。

しかしその3ヶ月間、オトレンもいろいろな事があり、昨日、音練があるビルの地下に

4部屋 増築を致しました。

スタッフやカミさん なんぞは、音練の宣伝になるような物を書いた方が良いと盛んに私に言ってはおりましたが、当の私は、余りブログを書くことは気分が乗らないし、面倒くさいしと言う事で怠けておりました。

今回、音練のホームページのアドレスが、otoren.comからotoren.tokyo に変更し、

ホームページが全面リニューアル それと音練 4部屋増築ということで、まぁ何となくメデタイというか、音練が営業を始めてから、3つの新しい事をしたわけです。

と、言う事で文頭に書いた、目に青葉 山ほととぎす 初がつお は正岡子規が作った有名な俳句ですが、  青葉・ほととぎす・初がつお と季語が3つ重なり 季重なり という珍しい俳句で、喜重とも言っている人もいます。

まあ、直接的にこの文章とは関係無いですけどね 初ガツオの時期だし 3つ重なったという事で、引き合いに出した訳です。

私は季語は3つ重なるのはしつこいと思いますが、そこは正岡子規が作った俳句なので、素人の私は へーっ なるほどと思う次第です。

新しく増築した防音室は、ヤマハ設計・施工で、トイレや洗面台までヤマハが作りました。

4部屋しかありませんが、その防音 調音の能力たるや信じられない程 高いスペックで驚きました。

ヤマハの技術者でさえ、ここまでのスペックが出るとは思わなかったと驚いていました。

またヤマハの技術担当の方の提案で、2つの部屋を防音ガラスで仕切り、片方の部屋で演奏、片方の部屋で録音が出来るようにしました。

私もいろいろと、興味が出てきて、あれもこれも、付けよう、やってみようなどと、

その都度、おバカだから注文をしたら、とんでもない金額になってしまい、当初考えていた金額よりも、はるか高い、意識がなくなる程、気が遠くなる金額になっていました。

実はうちのスタッフで、芸大卒業のオペラ歌手とアメリカで修業を積んだサックス奏者 またオーストリアの有名な大学で学んだバイオリン奏者がいるのですが、防音テストと音の反射 響き 残響などを調べた結果、  一番大きい部屋が完璧で、自分の歌や演奏がうまくなった気がすると言っていました。

ヤマハの技術者は、うちで作る防音室は、世界最高の水準で、値段もそれなりに・・・ と言っていましたが、もっと早く言ってよー と思っても、契約書に判子を押していました。

あーぁ やっべーな でも毎回こんなんで60近くまで生きて来たし、昨年は脳梗塞を患い、奇跡の生還を果たして来たのだから、今回も冒険すっかと腹を決めています。

本当にお馬鹿です。

15畳ある防音室は20名様までオペラの劇の練習は勿論、フラダンスの練習も出来ます。

実はこの15畳の防音室のスペックが、4部屋中一番高いのです。そこで、オープン記念で、5月いっぱい、この一番大きい部屋をなんと、30分500円で、貸し出しを致します。

大型スピーカーも付いておりますが、そのスピーカー代金も無料です。

松尾芭蕉の俳句で ”鰹売りいかなる人を酔はすらん” というものがあります。

この俳句は、江戸時代 鰹は庶民には手の届かない高価な物でしたが、金持ちが鰹を買って一杯やっている所を想像をした庶民の気持ちの句だと言われています。

私は、めざしを食べながら、こんな高価な物を作っちまって、これからの金策をどうすんだと一杯やりながら、頭をひねっています。

だから皆さん、来てね。

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