Fool ikea cow was to be com m’s note.         古池や蛙飛び込む水の音

文部科学省は小学校から英語教育をするという事で、学校の先生は大変です。

英語の授業のときには、ネイティブの人か、帰国子女の方に教えて貰うと言うことですが、日本では過去10年以上前から、大企業で外国の方が会議に加わった時には英語で話すようにと奨励したり、5.6年前までは、企業内の会議は全て英語で話すようにと決められた会社もあり、サラリーマンも大変だなと思っていました。

しかし、英語が達者な方は良いですが、私の様な者はどうしたら良いのでしょう? 判ったふりをして会議に参加していれば良いのでしょうか? それとも会社をクビになるのでしょうか?

冒頭に書いた Fool ikea cow was to be come m’s note. を文科省の役人が見て、

”なんだこの文章は、文法が間違っているし、意味が判らん。

無理やりに訳すと、愚かなイケアの牛がMのノートと来ることになっていた? 小学生でも書かねぞ” と言ったそうです。

そりゃあ 小学生でも書かないでしょう。

この文章は、イギリス人の大学の先生が、松尾芭蕉の 古池や蛙飛び込む水の音

をノートに自分で分かりやすく日本語の発音として書き込んだものです。

外国の先生や学生も日本語を学んでいますが、日本の様にガチガチになって覚えるのではなく、日本の文化を楽しみながら学んでいる様です。

日本の小学生から大学生まで、それから企業戦士は余裕が無く、ただ言語を覚えるだけという感じがします。

現在は、中国が経済的に調子が良いので、中国語を覚える企業戦士が多いらしいですが、ただ言語を覚えるだけで、歴史や文化を知らないと現地の人に馬鹿にされ、日本と中国の関係が悪いときに商売の言葉を覚えて、その国に入り薄っぺらいことを喋ると、日本の品位が落ちるだけだと思います。

中国もその点、同じ様な事が言えると思いますが。

最後に、ある有名な商社の会社役員が、高名な書家の所を尋ねいくつかの掛け軸を買いたいと言い、書家は掛け軸を出すと、その役員は全部、買うと言ったそうです。

書家は掛け軸の中の一点だけ売ると言いました。

その掛け軸には、夕有風立秋とあり、その役員は いい言葉ですねと、一番気に入った掛け軸ですと言ったそうです。

書家は、これは何と読むか知っているかと聞きました。 役員は漢文は得意じゃなかったからと、頭を掻き、書家はお宅の得意な英語で読むんだよと、言いました。

ユーアルフーリッシュ  お馬鹿さんねと、 読むんだよと 言ったそうです。