人間万事塞翁が馬 (じんかん ばんじ さいおう が うま)

今年は馬年です。馬に、ちなんだことわざの中に人間万事塞翁が馬というのがありますが、読み方として(にんげん ばんじ さいおう が うま)か (じんかん ばんじ さいおう が うま)か 悩んでいましたが、どうも(じんかん)の方が正しい様だと言うことです。

災いが起きたと思ったら、それが良い結果に繋がって幸福になり、喜んでいたら、また災いが起きて、そして良い結果になったという、ことわざらしいのです。

私も良いと思ってやったことが、思惑が外れ、やがて、良い結果に結びついた事があります。

私がまだ30代の頃、私の同級生がギャンブル好きで12月末に行われる競馬で絶対当てると言うのです。

同級生はクリスマスの日に、サンタクロースがメリークリスマスと騒いでいる夢を見て、その競馬に出て来る馬の名前が、メリーナイス。

コリャ、絶対来るでしょうと、私も買いましたが、そのメリーナイスは、1メートルも行かない所で、落馬して、騎手を放り出し、騎手も間抜けな顔をして、苦笑い、テレビを見ていた私もお金を失い泣き笑い。

その後、同級生が、他の競馬のレースで勝ったからと、子供のおもちゃをプレゼントしてくれました。しかし、そのおもちゃが、不良品で、デパートに行って直して貰いに行くと、そのおもちゃの会社は倒産して修理は出来ないと言われました。

子供も私もガッカリ、仕方なしに、別のおもちゃを買って帰宅しまいた。

子供とやってみると、意外に面白く、そのうちに、そのゲームが人気になり、品薄状態になり、そのゲームはプレミアムがつきました。当時、たまごっちと呼ばれていました。

やがて、たまごっちの世話は、カミさんがやることになり、子供達が小学校に行っているときに、うんちの世話や、ごはんの世話が大変で、カミさんは怒りまくり、私になんでこんな物を買ってくるのと説教、子供達には、たまごっちの世話は、自分たちでやりなさいと雷を落とし、私と子供達は、どうやったら、カミさんの機嫌が直るか作戦会議をしました。

その結果、家事をやると言うことで、私が料理、子供達が掃除をすると言うことになり、カミさんの機嫌が直ったかと思ったら、料理後の皿、コップの洗い物の山と、子供達が食卓の掃除で、茶筒のお茶をひっくり返したり、皿を落として割ったりして、また、カミさんの機嫌が悪くなったと思ったのですが、カミさんは気持ちだけで嬉しいと言って許してくれました。

あ~やさしいカミさんで良かった。この様な事が、現在も続いています。