貧乏人は麦を食え

この様な事を言ったのは、今から63年前の今日、池田勇人蔵相です。

この時の経緯は、労農党の木村禧八郎議員の質問に答えたもので、「所得の少ない人は安い麦を食えば良いし、所得の多い人は高い米を食えば良い。経済の原則に沿ったほうへ持っていくべき」と言って、野党が怒り、大変な騒ぎになりました。

しかし、その後池田勇人氏は、「中小企業の一部倒産は仕方が無い」、2年後には「中小企業者の自殺もやむを得ない」と言って、物凄く国会が大混乱になり通産相をクビになりました。よく暗殺されなかった物です。

この前私は、麦飯ととろろのお店に行き食事をしましたが、結構な値段がしました。

私は金持ちではありませんが、貧乏人では外食で麦飯を食べる事が出来ません。

麦飯は白飯と麦を混ぜた物でおいしかったです。麦だけの物を食べた事がありますが、そんなにまずいという感覚はありませんでした。

麦は高血糖、高血圧、高コレステロール、便秘改善やダイエットに効果的と言うことで、現代人にとっては良い食事では無いでしょうか?

現在の安倍首相も、秘密保護法でどうなるでしょう? それから甘利大臣も舌癌と言うことでTPP交渉も心配です。

そのうち貧乏人は安いTPPの米を食えと言うことになるのでしょうか。

池田勇人氏の時代には、粟(あわ)、ヒエ、黍(きび)、 などの穀物も戦後まもなくの事ですから食べていたようですが、

国民が麦では無く、粟(あわ)くったーと言わない政治をお願いします。