火の用心と二日酔い

昨日まで私が住んでいる町会で毎年、年末に行っている火の用心が終りました。

この時期、物凄く寒く、町会ではヤカンに入っている日本酒をストーブの上に置いて熱燗にして飲みます。

火の用心で帰って来た後、物スゴク熱くした熱燗が冷えた体を温めてくれますが、この熱燗が旨いのです。

町会の若者が火の用心で町会を回りますが、2回目、3回目と町内会を回る内に、熱燗も体の中で回り始め、町会に戻ってくる頃は千鳥足で帰って来ます。

それでまた熱燗を飲み、町会の若い連中は大騒ぎです。

毎年、このような光景を見ていますが、騒いでいる連中は、親父から息子に代替わりをしてきて騒いでいる光景も、親父そっくりです。癖も同じで、飲み方も同じ、酔い方も同じなのは笑えます。

クリスマスの時期には町会の2代目、3代目も多く居ました。それは彼女が居ないからです。

そんな連中は、熱燗をいつもの倍以上飲んで、街の中を 火のヨーージン とデッカイ声を出し、拍子木を、親のカタキの様に叩いています。

私は、拍子木を叩きながら、カノジョが欲しいー とデカイ声で、騒げば、彼女が出来るかもネ と言ったら、若い連中に白い目で見られました。

この様に書くと、田舎の光景の様ですが、新宿です。

新宿でも過疎の村の様な感じで、年末の行事を行っています。

翌日 彼女が居ない連中は、皆 二日酔いでした。