始まり ピアノ調律師の夢

以前このブログで書いた、83才の女子高生 上中別府チエさんに触発をされて、私もピアノの調律師になる事を書きましたが、それから1ヶ月以上も経過してしまい、実は昨日初めてピアノ調律師の学校に行きました。

もっと早く行かなければいけないと思いましたが、私の会社の決算や、町内会の防災訓練、音練の新しく始めるインターネット予約のシステムの件、花園神社の酉の市で、伸び伸びになってしまいました。これは言い訳です。すみません。

昨日、調律師の学校に行きましたら、私より年上の生徒は1人も居ませんでした。先生は私と同じぐらいの年か、少し上ぐらいの方で、なんで調律師になろうと思ったのか不思議に思われたようですが、大変親切に対応をして頂き、ありがたいと思いました。

周りの生徒さんは、私の息子よりも年下の方が大半で、何となく気後れをしましたが、上中別府チエさんも学びたいという気持ちが、気後れを無くしたのだろうと思い、自らを奮い立たせて、年は関係無く勉強を頑張ろうと思いました。

いろいろレクチャーを受けて、アップライトピアノの構造から、弦がどの様に張ってあるのかと説明をして頂きましたが、初めての私には何が何だかさっぱり判らず、先生はとりあえずは、やって見ましょうと言う事で、先生は赤いフェルト状の布を弦の間にいれ、チューニングハンマーという道具で、織物の縦糸の様に整然と並んでいる弦を巻き付けているボルトを棍棒の様な形をしている、チューニングハンマーで緩めて、鍵盤を叩くと鈍った音になり、先生は、ピアノの調律師はこの濁った音を、澄んだ音にするのが仕事で、澄んだ音にする為には経験しかありませんと言っておられ、赤いフェルト状の布が入った所まで、自分で音を外して、直して行きましょうと言いその場から立ち去りました。

私は適当に音を外して直していく作業をしましたが、いきなり初めてで音を調整しろと言われても誰も助けてくれず、どうしたものかと非常に困惑しました。

文章が長くなったので続きはまた次回にします。