旧陸軍戦闘機「隼」

日本には1機も残っていない、旧陸軍戦闘機「隼」を復元しようと、76才の男性が奮闘しています。

この人は、河口湖自動車博物館を個人で経営する原田信雄さんで、有名な博物館です。

この方は、昭和20年 ニューギニアの飛行場でオーストラリア空軍に接収された隼の機体がイギリスの博物館に保管されていて、この度、譲渡しても良いと言う連絡があり隼を購入したそうです。

その隼は、完璧な状態では無く、敵機として住民に壊され、穴が開いたり、へこんだりした状態だそうです。

原田さんは、一度全部ばらした状態で、徐々に復元をして行くと言う事で、完成するのに5年以上掛かると言うことです。

隼は、零戦、紫電改、月光と並ぶ名機です。宮崎駿監督の映画で零戦の設計者 堀越二郎を主人公にした「風立ちぬ」が評判ですが、日本には、隣国との関係からか、戦闘機の博物館がありません。戦勝国と言われている国にはあるのに、敗戦国にはありません。私は隣国や他の国に、もはや遠慮は要らないと思います。原田さんがやっている事は、過去の日本のすぐれた技術を沢山の人たちに見て貰いたいと言うことだと思います。隼が完成した時には、絶対見に行きます。