ホロビッツ
という、20世紀最高のピアニストが、初来日して、その演奏を聴いた、吉田秀和さんは、ヒビの入った骨董品と酷評し、ホロビッツは、ヨシダだけが、本当の批評をしたと認め、3年後にヨシダに聞かせる為に再来日し、吉田秀和さんは、”この人は今、最も比類のない鍵盤上の魔術師である”と絶賛した事が、以前新聞のコラムで読んだ事が有ります。
私はホロビッツという名前は聞いた事が有りますが、吉田秀和さんは、残念ながら、知りませんでした。調べてみると、大正2年生まれで、クラシック音楽の評論家で、クラシック以外にも文学、美術等の評論活動もされていたようです。
NHK FM 放送で40年間、”名曲の楽しみと”いう番組の司会もしていたと言います。また98歳まで、ドイツ語、フランス語、英語の翻訳もしていたという、スーパーお爺ちゃんで、大の相撲好きだったそうです。叙勲もされている人ですが、どうも調べて行くと、ありとあらゆる、有名なピアニストや、音楽家と呼ばれている人 ヴィルトゥオーソ(この意味は、超一流の演奏家を意味するらしいです) が来日して、演奏会をすると、酷評するらしいのです。もちろん、自分の気に入らなかった場合と思いますが。
ホロビッツも、”あの爺い、よくも、言いやがったな、見てろ”と言って、猛練習をしたとは、新聞に書いてはありませんし、ヴィルトゥオーソと呼ばれる、超一流の音楽家たちも酷評されて、”お前に何が判るか、ジジイ” とも新聞には書いては、ありませんが、その後、猛練習を積んだと思います。天才たちは、練習をしなくても、最高の音楽を奏でられるとは思いません。やはり、それまでの慢心を直したのでしょう。オトレンも慢心がどこかにあります。その時には、遠慮せずに酷評をして下さい。悪い所はすぐに直します。
しかし、あまり、ひどいことは言わないでください。特に、オトレンのかわいいスタッフさんたちには、心が傷つきますから。社長の私には、思いっきり言って下さい。私の場合には、いつもより、多めにお酒を飲めば、立ち直りが早いです。